東京郊外にある国分寺には、古くから続く農家がたくさん残っています。
住宅街の近くにある農家を地域コミュニティの拠点にするとしたら、
どんなことができるのでしょうか?
今年2回目となる「国分寺さんち博覧会」は、
国分寺で15代以上続く農家で開催します。
普段は、あまり入ることができない農家にあるビニールハウス、
納屋、小屋、車庫などを活用して、
様々な人が交流する機会になれば幸いです。
「国分寺さんち博覧会」は、
デザインを活かした仕事を生む「国分寺さんち」を拠点に活動する
「しごととデザイン研究室」の成果発表会です。
4チームの4つのプロジェクトを中心に、
連携する地域の人たちにも参加を呼びかけ、
地域資源を生かした暮らしや仕事を産むためのきっかけになるとうれしいです。
国分寺には何軒かの「農家の中村さん」がいます。
今回の会場となる中村さんをはじめ、
いちごの中村さん、植木の中村さんなど、
お隣同士でも全然違う、それぞれ個性的な農家さんを巡ります。
国立駅北側から広がる国分寺市。
国分寺崖線や玉川上水など
国分寺の農業が育まれた環境と春の風を感じながら、
国分寺の農家を巡ります。
※自転車は、各自ご用意ください。
国立駅西側にオープンしたレンタサイクル
「suicle」のポートで自転車を借りることもできます。
デザインを活かした仕事を生む「国分寺さんち」を拠点に活動する
「しごととデザイン研究室」、4チームの4つのプロジェクト。
国分寺から二子玉川まで約20kmにわたって流れる「野川」。身近で親しみやすい野川で子ども達が考えた「遊び」。そこに「デザイン」を加えたら何ができるでしょうか。子どもの自由な発想にプラスデザインを用いることで新しい遊具や遊び場が広がります。
国分寺に住む人たちの「近所」では様々なやさいが作られています。大きさ、カタチが違うやさいを新鮮なまま、やさしく持ち運ぶことができる国分寺やさいふろしきをデザインしました。このふろしきを持ってお散歩がてら、近所の直売所まで出かけませんか?
武蔵野の原風景のひとつである、ここ国分寺の農園で、une+を誕生させます。une+とは、地元野菜を味わえるダイニングスペースで、音や映像が流れ、リビングのようにくつろげる「地域のコミュニティーガーデン」です。農家と都市生活者、そしてクリエイターが場を「シェア」することで、地域の中に共通の価値が生まれ、農園が地域に暮らす人々にとって大切な生活の一部になってほしいと願っています。
「かんがえーる」は、子どもと考える力を育む時間をデザインしていきます。日常を改めて観察してみたり、当たり前のことでも実験してみたりできるワークショップなどを実施し、子どもの考えるチカラを応援したい。と考えています。